ビバ・トランスレイターズ
「天使と悪魔」を読了。
…なにコレ。めちゃくちゃ面白いじゃないですか!!
一気に読んでしまいました。私の中では「ダ・ヴィンチ・コード」を越えましたよ。映像的にも見映えしそうなシーンが多くて、もしかして「DVC」より映画向きだなーと思ってたら、これも今度映画化されるんですね。うわーい、楽しみ♪。
詳しいことは、また気が向いたら書くかもしれませんが、とりあえず教皇侍従(カメルレンゴ)カルロ・ヴェントレスカ様でしょう(笑)。
海外小説はハズレが多い代わりに、当たる時は大当たりする。
日頃読むのは日本の小説ですが、好きな小説のマイランキングの上位はほとんど海外小説です。
海外小説の好き嫌いに訳の上手下手はとても大きい。
最近の翻訳、特に若い訳者のモノは割と読みやすいのが多いのですが、古い翻訳やお年を召した訳者の作品は「ターヘルアナトミアを訳してる時代じゃないんだから…」と言いたくなるようなものもあって、たまに読んでてイラっとすることもあります(^^;)。そういえば「嵐が丘」は未だに名訳にお目にかかったことがない…。
一方で、名作に名訳がついたときは、本当に溜息が出るくらい「すごい!」と思いますね。「ファントム」のスーザン・ケイ(原作)と北條女史(翻訳)のペアとかそうですが、ダン・ブラウンと越前氏もすごい良いタッグかもしれないなー。
映画でも訳の上手い下手ってありますよね。Xメンは安価DVD版よりこの前のTVの訳の方が私は好きです。
DVDの方は原文に忠実ではありますが、TV版の方がこなれてるというか、場面状況にしっくりくる感じです。
私は翻訳というのは「できるだけ原文に忠実で、しかも日本語として違和感無くいかに文学的に訳せるか」がツボだと思うのですが、まあ意訳するしかない場合もあるでしょうし、そこで作品のテイストをどう消化吸収し旨みを生かすかが訳者の腕の見せ所なんでしょうね。
まあ、どんな素材も自分で料理するのが一番なんでしょうが、英語ができない身としては(^^;)できるだけ名シェフに会いたいものです。
2006-09-25 22:21:57
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