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2013年10月

2013年10月 4日 (金)

アルスラーン戦記(3):落日悲歌

パルス東方のペシャワール城砦を根拠に据えたアルスラーン一行は、東隣国シンドゥラの後継者争いにおいて優位に立とうと功績を立てる為に侵入してきたラジェンドラ王子軍を奇策を用いて破り、ラジェンドラ王子を捕虜にする。
強引にラジェンドラ王子と同盟を結んだアルスラーン陣営は、ラジェンドラ王子に加担してライヴァルのガーデーヴィ王子を退け、彼を王太子にして東方を安定させる為にシンドゥラへと遠征した。
アルスラーン軍とラジェンドラ軍は二手に分かれ、シンドゥラの国都ウライユールへ進撃を続けるが、両軍が合流した時、病に倒れていたシンドゥラ国王カリカーラが意識を回復し、争う王子二人に神前決闘で決着をつけるように命じる。
シンドゥラの両王子はそれぞれ代理人を立てて決闘をすることとなり、ラジェンドラはアルスラーンに頼み込んでダリューンを自分の代理人に立てさせる。
ダリューンはガーデーヴィ王子側の代理人である無痛症の怪巨人バハードゥルを破り、見事に勝利を収めるが、ガーデーヴィ王子はラジェンドラ王子が王位継承者に決定されたことを認めず反乱を起こす。パルスの老将軍バフマンはガーデーヴィ軍の刃に倒れ、アルスラーンの出生の秘密についてついに明かすことなくこの世を去った。
ガーデーヴィ王子は五日後に捕らえられて処刑された。
アルスラーンはこのシンドゥラ遠征でシンドゥラ人ジャスワントを味方に加える。
一方ヒルメスは、ルシタニアの王弟ギスカール公の要請を受け、イアルダボート教の大司教ボダンが聖堂騎士団(テンペレシオン)と籠るザーブル城の攻略を開始するのであった。

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