映画・テレビ

2014年4月 1日 (火)

アナと雪の女王

ストーリー:
アレンデール王国の第一王女エルサは生まれつき物を凍らせたり氷雪を操る能力を持ち、幼いある日、その力の為に一緒に遊んでいた妹のアナを危険な目に会わせてしまう。
強力になっていく力を恐れたエルサ自身と両親の王と妃はエルサを王宮内に隔絶して保護し、城を閉ざした。エルサは妹の安全の為にアナとも距離をとるようになる。エルサの力に関する記憶を失くしたアナは姉に避けられる理由が分からず悲しく思う。
やがて国王夫妻は海難事故で亡くなってしまい、その三年後に成人したエルサが女王として即位することとなった。
十数年ぶりに城門が解放される戴冠式の日、はしゃぐアナと、一日だけ力を隠して女王として戴冠式を乗り切る為に緊張しながら努力するエルサ。
アナは戴冠式に訪れた「南諸島の王国」の王子ハンスと出会い恋に落ち、二人はその日の内に婚約をする。姉のエルサとも久しぶりに会話を交わし、楽しい思いをしたのも束の間、エルサに早すぎる婚約を認めてもらえず口論になる。
傷ついたエルサは思わず能力を爆発させてしまい、国民に力のことを知られてしまった。エルサは北の山に逃げ出し、氷の城を築いて独りで、しかし自由に生きていくことを決心する。
エルサの力は留まるところを知らず、自分でも制御できないまま王国を冬の世界に閉ざしてしまう。アナは姉を取り戻すために、そして王国を救う為にエルサを探して、途中で出会った氷職人のクリストフや夏に憧れる雪だるまのオラフと共に冒険の旅に出るが…。

コメント(ネタバレあり):
たまたま見かけたPVに惹かれて観に行きました。映像がすごくきれいで、脳内ヘビロテになる主題歌と共にエルサが魔法で氷の城を作るシーンは圧巻です。とにかく、エルサの美しさは異常w。しかしそれに比べて男性陣のキャラデザがちとアレですがw。
色々な意味でディズニーの「型」を破っている作品。
まず。ダブル・ヒロインというのもそうですし、王子様役がまさかのヴィランでもあるというサプライズ。
ディズニーのヴィランは最初からヴィランとして出てくるのが多いですが、人が変わるというか、こういうパターンは珍しいよね?初めのハンスは私的にはディズニー史上最高レベルの好感度の王子でしたよw。「扉開けて」とか二人のデュエットはとっても可愛かったし。
私は何かあんまりアナとクリストフの間にそれほど愛を感じられなかったんですよね。どっちかというと二人は戦友っぽい感じな気がする。恋愛対象に見えてなさそうだったクリストフとの唐突なくっつき方に比べたら、気が合ったハンスと二人で可愛くダンスしながら即婚約、の方がよほどリアリティがあるように見えましたよ。
ハンスって、結構最初の好青年ぶりが地じゃないかと思ったりする訳です。人を騙せるだけの薄っぺらな上辺だけではない演技ができるというのは、それだけ好男子の理想像を理解して身に付けていたということではないかと。
たくましすぎる野心の為に道をそれてはしまったけど、初めの計画通りエルサと結婚していたら、結構まともな国王になってたりして。でもやっぱ領土拡大を狙って他国に侵略とかしたのかなー(笑)。
あそこまで上昇志向なら、脱獄して十二人の兄達やアレンデールにリベンジを企ててほしいところですw。王子様役でもヴィランでもあるという点で、ある意味かえって単純なヒーロー王子より魅力を増したキャラなんじゃないでしょうか。
ハンスは「会ってその日の内に結婚を望むとはね」と呆れたり、結構常識的な一面もあって、何気にディズニー的恋愛への皮肉にもなってますw。
「塔の上のラプンツェル」でも思いましたが、最近のディズニーのヴィランは、単なる悪の具象ではなくて「価値観・立場が主人公達と相容れないベクトルに異なる一個のキャラクター」として描かれてきていますね。もともと善悪二元論はあんまり好きでは無かったけど、これはこれでディズニーらしくなくてモヤっともするなあ^^;。
この映画のテーマは「凍った心を溶かす真実の愛」ですが、これも今迄のディズニーの描いてきた「愛」とは違って、王子様とお姫様の愛の力でめでたしめでたし、なんてお話ではありません。
せっかく恋愛脳な甘ったるい話ではないストーリーなのに、姉妹愛によって突然エルサが能力を制御できるようになるとか、結局あまり具体性が無く、愛の力は何でもアリ、になっちゃってたのがちょっと残念。
しかし、これまでのディズニー作品との違いを楽しめますし、十分に見ごたえのある作品で、大きなスクリーンで見る価値のある作品でした。DVD早く出てほしいな。

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2010年12月17日 (金)

オペラ座の怪人吹き替え放送

金曜ロードショーまでいよいよ2時間きりましたね~。
どんな吹き替えになるのか楽しみです♪。

オペラ座の怪人ミュージカル台本の翻訳サイト、とりあえず整備しました。
放送はどんな訳になってるのかな?

オペラ座の怪人ミュージカル台本・歌詞翻訳サイト
http://kotodama.yomibitoshirazu.com/

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2010年7月15日 (木)

バルトの楽園(がくえん)

ストーリー:
実話に基づき、第一次世界大戦中の徳島県鳴門市の板東俘虜収容所において、ドイツ人捕虜に対し寛大な処置を続けた松江豊寿所長や地元民と捕虜達の交流を描く。板東俘虜収容所では日本で始めてベートーヴェンの「第九」が演奏された。

コメント:
全編なんという綺麗事;。日本人もドイツ人も皆がみんな善い人たちばかりで和気藹々としてて、本当に戦争中かと言いたくなるくらいリアリティがない。
一応「戦争の悲惨さ」や「軍国主義の悪人」を表現している(つもりだろう)シーンや人物もありますが、型にはまってる感じでこれもリアリティがない。
でもね、まあ、現実の醜悪さをリアリティとかいう限度を超して視聴者を不快にするためにだけに描いているとしか思えないような作品に比べたら、まだ綺麗事のほうがマシだとは思いますが。
厭な気分にならずに観れる、ほのぼのとした御伽噺のような牧歌的な戦争映画(笑)です。

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2010年4月28日 (水)

アリス・イン・ワンダーランド

アリス観てきたお!キャラデザが最高ですた。映像もバリてぃむさん色でふつくしかったv。…が、見所はそれだけというか、ほとんど見所を「観に」行くためだけの映画だったなw。ハッターとジャックさんが正直いなくてもいいキャラだたw。俺様たちの無駄な存在感をとくと楽しめ愚民ども、という無言の命令にまっすぐ服してきましたよw
あのマッドハッター様には逆らえません。
無駄といえば、白の女王の無駄な動きとメイクが微妙にウザっぽかったのは私だけでしょうか。(笑)

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2010年2月 9日 (火)

巷説百物語(WOWWOW版)

WOWWOW版の「巷説」DVD借りちゃいました。
う~ん、想像以上にブッ飛んだ作品でした^^;。
これ「TRICK」の監督の作品なんですね。確かにテイストが同じだ(笑)
しかし治平さんのキャラクターの変貌ぶりはヒドいな;;。おぎんももっと粋でクールなキャラだと思うんですけどね。又市も御行姿じゃなかったし;。
ただ、又市の江戸弁の話し方というか「又一節」は今までの映像化の中で一番良かったと思う。
色々ダメダメなのに何故か他の映像化された「巷説」より「巷説」らしい作品だった。
キャラクターもストーリーもコメディなところも、原作と全然違うのにそれでいて何故かどこかとても原作に近い世界観を感じてしまう作品だったなー。


WOWWOW版巷説百物語「飛縁魔」オフィシャルサイト:
http://www.wowow.co.jp/dramaw/hinoenma/intro.html


巷説百物語 狐者異 (こわい)

巷説百物語 ~飛縁魔~

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2010年2月 8日 (月)

崖の上のポニョ

ストーリー:
不思議な魔法の力を持つ魚の子・ポニョは海で5歳の人間の男の子・ソウスケと出会い、一目惚れして人間になろうと憬れる。
ポニョがソウスケの血を嘗めてしまったことでその夢は叶うが、やがて…。

コメント:
自分はリアルに「膨らんだまんまるお腹のポニョ」ですorz。
人気作品なせいか早々に放送されてましたね。
ポニョは正直トレイラーとかCMではあんまり面白そうな感じはしなかったんですが(とゆーか、純粋に子供向けそうで大人が観てもなーと…)、しかし一応チェックしておくかと観たところ大当たりでしたね(笑)。
ポニョも可愛かったし、フジモトとグランマンマーレ夫妻の美しさは異常w。
「子供向けの作品は脇の年上キャラに萌えキャラ率高し」という法則が見事に発動してましたwww。
しかし、「ハウル」といい、近年ジブリ作品に萌えキャラが出てきてるのはどうなんだろうか。いやしっかり転がされてるんだけどw。
ジブリにはあんまり萌えアニメにはなって欲しくないんだけどな。
まあ「ハウル」はいかにも萌えを狙った感じでしたが、「ポニョ」は適度に萌え出しに抑制がきいててちょうどよかったかも。
こーいうのが続くと、これからはジブリを萌え目線で観てしまうなあ(笑)。
何かポニョはフジモト似の美人wに育ちそうな気がするよ。
可愛い運命のフィアンセと一緒に育つとか、どりー夢な厨設定を手に入れて、成長してから「俺、勝ち組!!」とガッツポーズなソウスケを受信してしまった(笑)。
とりあえず、録画した自分は勝ち組w。

「崖の上のポニョ」公式サイト
http://www.ghibli.jp/ponyo/


崖の上のポニョ[2枚組]

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2010年1月31日 (日)

デップよ永遠に。

何か、ネットでジョニデの死亡説が流れたらしいですね。…おいおい(笑)。まだ吸血鬼のやつ撮ってないし、死んでもらっちゃー困るよwww。
死ぬどころか永遠に年とらなさそうな感じなんですけど、この方…。
さて、今更ですが「アリス」の公式サイトできてたんですね。
3Dだったのか、これ。いま「アバター」とか3D映画がはやりみたいですが、自分的には「そこまで3Dにして観たいのか?」という素朴な疑問がありますが(笑)。2次元じゃダメなの?もちろん3Dも新たな表現の選択肢が増えるのは進歩なんでしょうが、二次元でも三次元でも、要は表現力の問題だと思いますけどね。
今でも2次元でも、SFXやVFXばっかりに凝ってて、見所がそれだけで内容が薄いって映画はたくさんあるからなあ。3Dもそうならないといいけど…。
ただ、「アリス」は作品が作品だけに、3Dで観た方が面白そうだとは思うけど(笑)。
予告編を観てちょっと、と思ったのがアリスやマッドハッターが「不思議の国を守るために悪者と」戦っちゃってるところ。
「アリス」っていうのはナンセンスなファンタジーでありヴィクトリアンなドリームに満ちたお話であって、現代のアメリカ的な「危険と悪に戦って打ち勝て!」というノリはティムにも「アリス」にも似つかわしくないと思うんだよね。まあティムが好きに作れる訳でないのは分かってますけどね、ちょっと残念だったなあ。
ティムは「眠れる森の美女」も製作を予定しているそうですが、そっちは大丈夫かな?マレフィセント視点ということで、まだまだ先ですが待ち遠しいですv。
何だかんだで映像はバリバリにティム色なので「アリス」楽しみなんですけどね(笑)。劇場で前売りに色んなグッズが付いてくるそうです。

「アリス・イン・ワンダーランド」公式サイト:
http://www.disney.co.jp/movies/alice/

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2009年12月18日 (金)

キャッチ・ミー・イフ・ユー・キャン

ストーリー:
両親の離婚をきっかけに家出をしたフランクは、「自活」するためにパイロットや医者など様々な職業の人間になりすまして偽の小切手を作り詐欺を働く。
奇想に満ちた詐欺師となったフランクをFBIのカールが次第に追い詰め、二人の「追いかけっこ」が始まる。

コメント:
実話をもとにしたフィクションらしいです。
詐欺師なのに何故か憎めないキャラのフランク。
こういう「追いかけっこ」ものって好きかも。「破獄」とかもちょっとそういうテイストあるね。
基本クライム・コメディですがファミリードラマ的な色彩も強いです。
テンポの良いストーリー展開で長さがあまり気になりません。
じわじわとDVD欲しくなっちゃて、この前ついに買っちゃいました。クリスマスにはタイムリーな映画だと思います。

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2009年11月21日 (土)

ハンニバル・ライジング

ストーリー:
第二次世界大戦中、リトアニアの名門レクター一家は別荘の山小屋に避難するが、戦禍にあって幼い兄妹二人だけが生き残る。
二人が取り残された別荘を逃亡兵らが乗っ取り、ある事情から妹を殺害する。
愛する妹を悲惨な殺され方をした兄・ハンニバルはショックによって失語症となりその時の記憶も混乱したものとなる。
やがてソ連軍に保護されたレクターは、接収され孤児院となった自分の生家の城で育つが、土地勘を活かして脱走し、共産圏の国を離れて西側のフランスにいる親類を頼って落ち延びる。
フランスに辿り着くと、身内の叔父は既になく、レクターを出迎えたのは叔父の美しい日本人妻・レディ・ムラサキだった。
孤児のレクターと異国で未亡人となったムラサキは心を通わせ、言葉を取り戻したレクターはやがて頭脳明晰な美しい青年に成長する。
医学生となったレクターは自分の記憶をより深く辿ることに成功し、妹を殺害した逃亡兵たちをつきとめて復讐するために、手がかりを求めかつての別荘に戻る。

コメント:
まず、何と言っても、レクター役の美少年っぷりったらありません。ものすごい美形。
ただツラがいいから良いってわけじゃなくてw、その美しさが狂気をさらに引き立てていてすごいな、と。
レクターやムラサキの美貌と殺戮シーンのえぐさの対比が人間の業をよく表現しているな、というとかなり陳腐な評になりますが(笑)。
レディ・ムラサキとかの日本人・日本像については、他のハリウッド作品に比べたらまだマシに作ってあると思いますが、ああいう日本文化の使い方はやめれ;。
ってゆーか、何で日本人役に中国人がよく使われるんだろう。それは見た目だけなら同じなんだろうけど、日本人の役者じゃいかんのか?
コン・リーはけっこう好きなんですけどね。
レクター博士シリーズの作品ではありますが、「外伝的にエピソード1作りました」って感じなので、これだけでも一作品として成り立ってます。
原作やシリーズファンの方にはけっこう酷評らしいですが(笑)、私は「羊」とは別物として観ちゃってるので結構好きです。
このシリーズは「羊たちの沈黙」しか観てませんが、何かシリーズの他の作品とか原作も読みたくなった。

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2009年11月11日 (水)

仁――JIN――

某所で人気が高いという記事を目にしました。
村上もとか大好きなんですが、これはちょっと嬉しいような情けないような複雑な心境だ;。
原作の漫画は読んでないんですが、はっきり言ってドラマは出来がイマイチな気がする。
主人公が江戸時代にタイムスリップして、あっさり言葉が通じたり、それはまだしも、主人公が大したパニックにもならずに早々に馴染んで受け入れられてしまうところとか、「流行病」という設定で、道端でいきなり人が次々血を吐いて倒れていく演出とか、ありえんし…。
中世のペストでもそれはないな、と。どんだけチープな演出;;。
これだけに限らず、全体的に何と言うか安くさい。
何かねえ…期待していただけに、がっかりして三話目からは観てないんですが、そうか、人気なのか…。
村上もとかファンとしては成功してくれて嬉しいんですが、視聴者の皆はこれでいいの?という気が…。
原作は読んでないんですが、もっと良い作品のはずです(断言w)。
まあ、安っぽいのはJINだけに限らず、もうここ何年ものTVドラマに言えることですが。重厚なTVドラマというのは無理な話なんでしょうかね。
視聴者も同調して低レヴェルになってる気がする。もっと見る目を持った視聴者が増えないと良い作品も増えないのかもしれないなあ。
村上作品の重厚さを表現するには、むしろ映画にするべき作品じゃなかったのかなと思う。

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